スタッフブログ

2018.11.22更新

 植田です。

 ボヘミアン・ラプソティ、観てきました!
 事務所メンバー3名で、発声・手拍子・足踏み・仮装OKの「胸熱応援上映」を楽しんで来ました。

 まさに素晴らしい!映画です。
 フレディ・マーキュリーという人物の光と影、栄光と苦悩が見事に表されていました。

 ロックのノリや勢いだけでも十分に楽しいのですが、50歳も近くなってくると、そこに込められた意味に改めて気づかされることがあります。
 それまで英語の歌詞を暗記して一緒に歌っていたのに、改めて読み直してみると、その歌詞が今まで気が付かなかった深い意味を持っていたことに気づかされる、ということがあります。

 映画でも、若いころに見た映画を改めて見ると、全く違う角度で全く違う感動を味わうことがあります。
 それは、自分自身の体験がその歌詞に重なるからだったり、他人の体験にも共感できるようになったからだと思います。

 フレディはエンターテナーとしての成功とは裏腹に、愛する女性と別れ、生活も退廃的になっていき、エイズにも感染します。
 でも、バンドの他のメンバーに許しを請い、クイーンとしてライブエイドでのパフォーマンスを懇願します。

 最後、クライマックスのライブエイドで歌う「伝説のチャンピオン」(We are the champions)には、こういうフレーズがあります。

   And bad mistakes I've made a few
   それにひどい間違いも、いくつか犯した。

   I've had my share of sand kicked in my face
   ひどい屈辱をうけたこともある。

   But I've come through.
   でもそれを乗り越えてきた。


 この歌詞を読むと、酒とドラッグに溺れるフレディのどん底生活と、それをテレビで暴露するアシスタントのシーンや記者会見のシーンを思い浮かべ、そしてそれを乗り越えて歌うフレディに強い共感を抱くでしょう。

 でも、同時に、自分自身の人生を振り返って、ひどい間違いを(繰り返し)したことや、いわれのない屈辱を受けたことがあることも思い出し、そして今はそれを乗り越えてフレディと一体になって歌っているような、そういう思いも押し寄せるのです。
 俺たちは王者だ!とフレディが歌う時、自分もそのひとりなのだ、王者なのだ、と思うのです。

 クイーンの歌の歌詞は、こんな風に苦悩とそれを乗り越える強さを歌うものが多く、歌詞を味わうだけでも泣けてきます。
 それは、苦しみ悩み抜いたフレディの自分に対する応援歌であり、多くの同じ悩みをもつボヘミアンたちへの応援歌でもあります。

 映画の大好評を受けて、応援上映の拡大公開が決まったそうです。(開催劇場はここをチェック)
 もちろん、通常の上映もあります。
 一緒に歌いたい人も、静かに見たい人も、ぜひこの機会に劇場に足を運んでもらいたいと思います。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2018.11.09更新

(2018.11.6の当事務所メルマガより引用)

 植田です。
 今週は、11月9日(今週の金曜日)公開の「ボヘミアン・ラプソティ」をご紹介します。

20181106
  

 この映画は、伝説のバンド「クイーン」のボーカルだった故フレディ・マーキュリーの伝記映画です。
 映画のタイトルにもなっている「ボヘミアン・ラプソティ」、ダンダンタッ!ダンダンタッ!のリズムの「We will rock you」、「We are the champions」など、一度は聞いたことがあると思います。
 先週から全米公開が始まり、音楽伝記ものとしては史上2番目という大ヒットを飛ばしています。

 フレディ・マーキュリーを演じるのは、ラミ・マレックという俳優さんです。
 テレビドラマ「ミスターロボット」の主演などでキャリアを積んだ、ロボット顔の俳優ですが、彼の演技が実にすごい!
 見事にフレディ・マーキュリーを演じています。 

 このクライマックスのライブなどは、是非大音響の映画館で観たいですね。

 当事務所は事務室でBGMを流しているのですが、ここ2週間ほどはクイーン特集です。
 (スタッフには悪いんですが、名曲ぞろいなので大丈夫でしょう?)
 既に予習はバッチリです。

 最近は「絶叫上映」(上映中大声OKの上映)もありますので、ぜひ映画で一緒に歌いたいです。

 

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2018.11.02更新

(2018.10.30の当事務所メルマガより引用)

 植田です。
 11月2日までの期間限定で、「2001年宇宙の旅」が劇場公開されています。

  20181030

 SF映画といえばこれ、というくらい有名なこの映画の公開50周年を記念して、IMAXでの公開です。

 僕はこの映画は何度か見ているのですが、すべて自宅でDVDなどでの鑑賞でした。
 だから、というわけじゃありませんが、ほぼ必ず寝てしまいました(笑)
 見たことがある方はお分かりと思いますが、静かな音楽が流れてセリフが何もないシーンが多く、眠くなるんですよね。
 しかし、劇場で観ると全然眠くならない!これが驚きでした。

 まず映像の迫力。そして音響。
 モノリスが強力な電波を発し、付近にいた宇宙飛行士が苦しむシーンでは、同じ音を聞いてこちらまで耳をふさぎたくなるほどの迫力で、謎の追体験ができました。

 この映画は難解で意味不明、というのが一般的なイメージですが、実は映画の最初のバージョンでは、すべてを説明するインタビュー画像やナレーションが入っていたそうです。

 しかし、監督である天才スタンレー・キューブリックが、公開直前に全てをカットしてしまいました。
 そのため、いったいどういう物語が進んでいるのかわからず、難解な映画になってしまったのです。

 しかし、その難解さがこの作品を名作にした、と言われています。もしすべてが説明されていたら、ここまで歴史に残るような名画になっていなかったのでは、と。

 そして、いまこの映画を見ると、その世界の未来像の斬新さに驚きます。

 例えば、メインテーマの一つである、宇宙船ディスカバリー号の船長ボーマンと、搭載されたコンピューター「ハル」との戦い。
 AIが発達し、AIと人間との確執が現実のものとなりつつある今、この危機感はまさに差し迫ったものと感じられます。

 あとは、宇宙飛行士たちが船内でタブレット型の端末でニュースを見ながら食事をするシーンがありますが、当時はタブレットはもちろん、パソコンもありませんでした。

 撮影では当時液晶パネルなどありませんので、テーブルにブラウン管を埋め込んで撮影しているそうですが、この発想自体が信じられない気がします。

 今見ても斬新さを全く失っていないこの名作は、今週2日までIMAX劇場で鑑賞できます。
 この次はまた50年後?かもしれませんので、お見逃しなく。

 なお、2001年宇宙の旅は、映画評論家の町山智弘さんが動画で読み解いてくれています。
 もし映画をご覧になるのなら、こちらを見て予習・復習をされると100倍面白く観られます。
 こちらのリンクからどうぞ。

 町山智浩の映画塾!「2001年宇宙の旅」<予習編>【WOWOW】#193
 町山智浩の映画塾!「2001年宇宙の旅」<復習編>【WOWOW】#193


 ちなみに、「2001年宇宙の旅」には、「2010年」という続編もあります。
 2001年の謎が解明される2010年は前作と違って比較的「普通」の映画で、「凡作」と言われるところもあるようですが、僕はこの映画も大好きです。
 もし興味がおありなら、是非こちらもご覧ください。

 

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

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