植田です。
だんだん寒くなってきました。
また新型コロナウィルス感染者が増えはじめたというニュースが多くなってきました。
この病気については、この約1年ほどの間にいろいろなことがわかってきており、総じて、そう恐れる必要はない、と考えています。
死者数は予想されたよりも低水準で推移していますし、感染した場合の重症化率もそう高くないようです。
そして、こういった感染症は冬にかけて流行しますので、今この時期に感染者が増えるのはある意味自然の摂理と言えるでしょう。
とはいえ、感染すれば日常生活に支障を来しますので、マスクの着用や手洗い、密を避ける、といった予防はやるに越したことはありません。
ただ、疫学的にはそうであっても、経済に対しては心理が大きな影響を与えてしまいます。
つい数日前のニュースでは、アンケートによると80%の人がコロナに対して不安を抱えているそうです。
この心理的不安を払拭することを政府はすべきですが、その点はあまり成功しているようには見えません。
今日、西村大臣が「GOTOは自己判断で」というコメントを出しましたが、このような突き放した姿勢では、国民の不安を払しょくすることはできないでしょう。
もっと科学的知見に立って、例えば今の感染者の拡大は季節性のものであることなどを伝えたり、医療現場の急激な負担増を避けるために十分で常識的な感染症対策を励行する、といったことも有効でしょう。
国民の不安に寄り添った当たり前の施策をもっと積極的にやってほしいところです。
いずれにしましても、皆さまも十分にお気をつけてお過ごしください。