スタッフブログ

2021.01.06更新

 植田です。
 年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか。
 僕には、コロナコロナでざわついて、落ち着かない正月でした。

 (注:以下、1月5日朝8:30時点の情報となります)

 今週末には再度の緊急事態宣言も検討されているとのことですが、感染拡大の防止というよりは世論に押されて、という感じで、また飲食業やエンタメ業が補償なしでしわ寄せを受けることになりそうです。
 他の先進国では、休業要請と補償は当然セットで実施され、この疫病の拡大を防止すべく対応していますが、我が国はどこか他人顔で、規制すればいい、という考えは先進国のものとはいいがたく、科学的背景もよくわからず、実効性もあまり期待できないように思われます。

 とはいえ、新型コロナはもはやだれもただの風邪とは思っていないでしょう。重症化した場合は命の危険があり、重篤な症状が無くても突然死に至る病気です。
 また、高齢者だけでなく、若い人でも簡単に命を落とすことがあります。
 あくまで冷静に、自分でできる予防策をしっかりと行い、もし感染が判明したら拡大を防止しつつ緊急の事態にも備える、という、これまで行ってきた自衛策を粛々とやっていくしか方法が無いように思われます。

 さて、そうはいっても楽しみも必要。
 この新春はいくらか封切映画もありました。

 劇場では鬼滅の刃がいまだヒットを続けていますが、僕がおススメしたいのはこの一本。
 燃えよデブゴン TOKYO MISSION です。
(公式サイトはこちら

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 昔ながらの香港映画ファンはお馴染み、サモ・ハン・キン・ポー主演のデブゴンシリーズから、ほぼほぼタイトルだけもらってリブートしたシリーズ。

 演じるのは当代随一のカンフーアクションスター、ドニー・イェンです。

 ご存知ない人のためにご紹介すると、このひと。

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 え?って感じですが、本人です。
 昔の写真、ではないですよ(笑)

 ドニーは二枚目アクションスターなのですが、今回は太った特殊メイクをしてデブゴンとなり、東京を舞台に大暴れします。
 正直、僕もいまだに脳がドニーと同一視できません。

 とはいえ、アクションは本物中の本物。ジャッキー・チェン、サモ・ハン・キン・ポー、ユン・ピョウらが大活躍した、在りし日のカンフーアクションに全く引けを取らない、むしろそれを超えた超絶アクションがさく裂。
 もう、ストーリーとかはどうでもいい。
 激しいアクションだけで胸いっぱいになれる痛快アクション映画です。

 ただいま絶賛劇場公開中。
 換気がよく、消毒の行き届いた映画館で、一時コロナの心配を忘れて猛烈アクションを楽しまれてはいかがでしょうか。


 それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。 

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.12.21更新

 植田です。

 12日、イギリスの作家ジョン・ル・カレ氏が亡くなりました。
 ル・カレは東西冷戦を舞台としたスパイ小説の作家として有名ですが、彼の小説を原作とした映画もたくさんあります。

 最近の映画では、「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」を原作とする「裏切りのサーカス」(2011年)
 ゲイリー・オールドマン主演の緊張感漂う映画です。

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 また、舞台を現代にしたドラマでは「ナイト・マネジャー」(2016)があります。
 「ロキ」トム・ヒドルストンと、「ドクターハウス」ヒュー・ローリーが共演。
 今年「TENET」でヒロインを演じたエリザベス・デビッキも出演しています。

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 でも、僕がル・カレ原作の映画で強く印象に残っているのは、この2本です。

 「テイラー・オブ・パナマ」

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 左遷されてパナマに来た英国情報部のスパイ(ピアーズ・ブロズナン)が、パナマ政府ご用達の仕立て屋を巻き込んでスパイ戦を始めるという物語です。
 主演のブロズナンは言わずと知れた007で、こちらでも同じように女たらし。まるでジェームズ・ボンドが左遷されて平和なパナマに混乱を巻き起したストーリーのようで、とても面白く観られます。

 もう一本は「ロシアハウス」

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 先日亡くなったショーン・コネリー主演。
 ソ連原潜の艦長を演じた「レッド・オクトーバーを追え」と同じ年の映画で、ショーン・コネリー演じる会社経営者と恋に落ちるソ連の女性をミッシェル・ファイファーが演じ、ソ連と西側のスパイ戦に翻弄される男を演じています。
 派手な銃撃戦やアクションはなく、ずっと静かな雰囲気で進む映画ですが、冷戦の狂った世界で、恐怖を押し殺し、勇気を奮い起こして愛する人のために静かに戦う主人公の姿に感動したものでした。

 ル・カレ原作のスパイ小説は、007のように派手な美女や銃撃戦、新兵器などは登場しませんが、裏切りと疑心暗鬼の中で主人公が静かに戦う物語が多く、わりと地味だがジワジワ来る映画が多いです。

 素晴らしい小説を残されたジョン・ル・カレ氏のご冥福をお祈りいたします。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.12.02更新

 植田です。

 すっかり寒くなって、朝晩エアコンを入れないといけなくなってきました。
 新型コロナの感染も拡大傾向が続き、政府の対応も右往左往という状況で、不安を覚える方が増えているように感じます。
 少し状況を整理すると、確かにここにきて感染者数、重症者数が増え、医療機関のひっ迫も伝えられるようになっているようです。

 冬になると感染症が流行するのは毎年のことですし、新型コロナについても昨年の冬からですので、ワクチンなどの備えの無い今年の冬が厳しいものになることは、夏から十分に予想ができました。つまり、寒くなるにつれて感染者が増え、その中から一定数が重症化する可能性があることは当然といえます。

 そして、この病気で死者が急激に増加する大きな原因として、高い感染力から一時に多くの重症者が病院に来てしまい、医療機関の治療能力を超えて、本来治療を受けられる人が受けられずに死に至る「医療崩壊」があります。
 3月頃にニューヨークで多数の死者が出たのは正にこれが理由でした。

 したがって、本来であれば、
・冬に向けて感染者が拡大することは自然のことであることを冷静に伝える。
・その上で、一時の急激な患者の増加を防ぐため、より一層感染拡大防止策の徹底と不要不急の外出を控えてもらう。
・一方で、冬季間の急な感染拡大を視野にいれて医療機関の能力を拡大確保する。
・そして、感染爆発を起こさないよう注意し、医療機関のキャパシティを超えないよう患者数をコントロールしながら、ワクチンなどによる集団免疫の獲得までの時間を稼ぐ。

 という施策が採られるべきだったと思います。

 しかし、これらのメッセージが政府から適切に伝えられたかというと、疑問に感じてなりません。
 むしろ、「神のみぞ知る」と、ほとんど責任を放り出してしまうようなコメントまで出ている始末です。

 こうなった上は、政府に責任ある態度を期待することもできませんので、個人のレベルでできることをしていく必要があると思います。

 ところで先週、インフルエンザの感染者が例年の100分の1程度で推移しているというニュースがありました。
 つまり、マスクを着用し、手洗いを実践すれば減る、といわれていたものを、国民の多くが実践し、その結果としてインフルエンザの感染が減ったとみることができると思います。これは実に称賛されるべきことだと思います。
 
 一方で、これだけ予防をし、インフルエンザに対しては成果も出ているのに、新型コロナの感染は拡大しているということがあります。
 これはつまり、新型コロナに対しては、インフルエンザと同じ対策では十分ではない、ということを意味するのかもしれません。
 
 一説では、新型コロナウィルスの強力な感染力の背景には、空気感染があると言われています。
 特に閉ざされた空間ではその可能性が高まるため、マスクや手洗いだけではなく、定期的な換気をすることが望ましいようです。

 これから寒くなるのに窓を開けるのはいやですが、今年はもう仕方ないとあきらめ、当社事務室も定期的に換気を行うようにしています。
 みなさんもどうかお気をつけて、冷静にこの困難を乗り越えて参りましょう。

 

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.11.19更新

 植田です。

 だんだん寒くなってきました。
 また新型コロナウィルス感染者が増えはじめたというニュースが多くなってきました。

 この病気については、この約1年ほどの間にいろいろなことがわかってきており、総じて、そう恐れる必要はない、と考えています。
 死者数は予想されたよりも低水準で推移していますし、感染した場合の重症化率もそう高くないようです。

 そして、こういった感染症は冬にかけて流行しますので、今この時期に感染者が増えるのはある意味自然の摂理と言えるでしょう。
 とはいえ、感染すれば日常生活に支障を来しますので、マスクの着用や手洗い、密を避ける、といった予防はやるに越したことはありません。

 ただ、疫学的にはそうであっても、経済に対しては心理が大きな影響を与えてしまいます。
 つい数日前のニュースでは、アンケートによると80%の人がコロナに対して不安を抱えているそうです。

 この心理的不安を払拭することを政府はすべきですが、その点はあまり成功しているようには見えません。
 今日、西村大臣が「GOTOは自己判断で」というコメントを出しましたが、このような突き放した姿勢では、国民の不安を払しょくすることはできないでしょう。

 もっと科学的知見に立って、例えば今の感染者の拡大は季節性のものであることなどを伝えたり、医療現場の急激な負担増を避けるために十分で常識的な感染症対策を励行する、といったことも有効でしょう。
 国民の不安に寄り添った当たり前の施策をもっと積極的にやってほしいところです。


 いずれにしましても、皆さまも十分にお気をつけてお過ごしください。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.11.13更新

植田です。
アメリカ大統領選挙はバイデン氏の当確で終結しました。

今回の選挙はかなり前の段階から関心を持って見ていましたが、感じたことは、アメリカは民主主義の国だということでした。

トランプ大統領が「自分が負けたとすれば不正が行われたからだ」という主張を早くからしていたため、各州選管は間違いのない集計結果を出すことに必死な様子でした。

集計所では、過激な支持者が暴力に訴えてくる身の危険を感じながら、係員と共和党、民主党の双方の監視員が入って協力して選挙集計に当たり、慎重にも慎重を重ねて集計作業をおこなっていました。
また、開票が進むに連れて次々に現れる怪しい「不正選挙の証拠」について、どんなにバカバカしいものも丁寧に拾って一つずつファクトチェックし、潰していました。
これまでのところ、噂レベルのものや荒唐無稽のものも含め、全てデマだと立証されています。

そしてアメリカ国民も、特に負けたトランプ支持者も(一部を除き)、選挙の結果を尊重していました。

僕は、トランプ支持者が選挙無効を訴えて暴力沙汰になると予想していましたが、ふたを開けてみるとそのようなことはほとんど起こらず、ほぼすべての人が選挙の結果を固唾を飲んで待っていました。
そして結果が出た今、大きな混乱も暴力もなく、アメリカ各都市はお祭りムードに包まれています。

このメルマガが出るころトランプ大統領が敗北を認めているかわかりませんが、少なくともアメリカの多くの人は選挙の結果を尊重する考えであるのは間違いないようです。

今は、このまま平和的に政権移譲がなされることを心から祈っております。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.11.04更新

 植田です。

 先週の金曜日、俳優のショーン・コネリー氏が亡くなりました。90歳でした。

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 初代ジェームズ・ボンドとして有名な方で、僕が「007は二度死ぬ」をテレビで見た時が初めてでした。

 コネリーは一度007を引退しましたが、その後1983年「ネバーセイ・ネバーアゲイン」で007を再演。
 僕はこれを映画館で観て、この人がすっかり好きになってしまいました。


 印象に残っているのは、「インディ・ジョーンズ最後の聖戦」での、インディの父ヘンリーでしょう。

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 とぼけた世間知らずの学者親父が強烈で、忘れられません。

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 特にこシーンの親子の会話、爆笑です。

 大好きだったので、この人の映画は何本も観ました。公開年順でご紹介すると、
 ・「薔薇の名前」敬遠な神父探偵が謎を解き明かすミステリ
 ・「アンタッチャブル」ケヴィン・コスナー主演の名作
 ・「ファミリービジネス」ダスティン・ホフマン、マシュー・ブロデリックと祖父・父・子の3代で大泥棒を働く話
 ・「レッド・オクトーバーを追え」冷戦下のソ連原潜の艦長を強烈に演じてます。
 ・「ロシア・ハウス」レッド・オクトーバーと一転して静かなスパイ映画。
 ・「ザ・ロック」ニコラス・ケイジとエド・ハリスも強烈でした。
 ・「ドラゴン・ハート」声だけの出演なのに映画館まで観に行ってしまいました。
 ・「アヴェンジャーズ」マーベルのあれとは別物。シュールでキュートな悪役を演じてます。
 ・「小説家をみつけたら」オチが美しい静かな感動作。
 ・「リーグ・オブ・レジェンド」最後の出演作となってしまいました。


 2006年にアメリカ映画協会の賞を受賞した時のインタビューで「もう引退するよ」と答えていたのが残念で、もしかしたら何かで復帰してくれないかと期待していたのですが、天国にいってしまわれました。
 一ファンとして、心からご冥福をお祈りいたします。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.10.12更新

 植田です。

 涼しくなったと思ったら今度はむしろ寒いくらいの天候ですね。
 特にこ先月9月は19日連続で雨だったそうで、気分もいまひとつ優れません。
 
 ところで、10月1日は、当事務所の創立記念日です。
 おかげ様で7周年を迎えることができました。

 これもお客様、そして日々支えてくれているスタッフの皆さんのおかげです。
 これからもどうぞよろしくお願いします。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.09.16更新

 植田です。

 今週18日から、クリストファー・ノーラン監督の新作「TENET(テネット)」が公開されます。

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 長く続くコロナウィルス対策による劇場の封鎖で、今年は夏シーズンの新作映画、特に大作映画の公開が軒並み先送りされましたが、その復活第1弾、と言えるのがTENETです。
 監督のクリストファー・ノーランは、「インターステラー」「ダンケルク」「インセプション」「ダークナイト三部作」などの大作を手掛けたトップクリエイターで、今回も大変な期待作です。

 ただ、ノーランの映画は非常に特徴があります。「時間」をテーマにした、非常に複雑な時間軸の映画が多いのです。

 例えば、ダンケルク。この映画は、第二次世界大戦中、ダンケルクという町に追い詰められた40万の連合軍兵士を民間船などが協力して命がけの脱出作戦を展開したという史実に基づいた映画です。
 映像の迫力もさることながら、この映画は3人の主人公、ダンケルクに残された兵士、それを救出に向かう民間の船長、飛行機で支援するパイロットをそれぞれの視点で描きながら、それぞれ全く違う時間軸で話が進んで、最後に収束するという複雑な展開になっています。


 また、インセプション。
 この映画は、眠っている人の夢に侵入して機密を盗む産業スパイの話ですが、夢の中で夢をみて、その中でまた夢を見る、というふうに段階が進むごとに時間の進みが遅くなっていく、という設定になっています。
 そのため、車が橋から川に飛び込んで着水するまでの2,3秒が、次の夢のレベルでは20分、その次では60分、という感じで引き延ばされていきます。そして目覚めと共に収束していき、最後には現実に戻る、ということになります。


 さらに低予算ですが、「メメント」という映画もあります。
 この映画は、頭にケガをして記憶が10分しか維持できない男性が、自分の妻を殺した犯人を捜そうとするサスペンスです。
 記憶が10分しか維持できないので、10分経つとそこがどこで、なぜそこに自分がいるのか、それすらわからなくなります。

 映画では、それを観客が疑似体験できます。というのは、この映画はラストシーンから始まり、途中回想シーンを挟みながら、逆回りで進んでいくのです。

 例えば、主人公がいきなり酒の瓶を持ってトイレで座っていて、あれ、何でこんなところにいるんだ、と思い、気を取り直してシャワーを浴びていると、突然知らない男が入ってきて格闘になります。
 そしてその次のシーンでは時間が遡り、主人公がある男を襲おうと思い、トイレで(酒瓶を武器として持って)待ち伏せする、ということが語られ、そこで観客はああ、こうやって待ち伏せしていて、10分経ってそれを忘れてしまったのか(しかもシャワーまで浴びて寛いでたのか)、ということがわかるというわけです。
 
 そんな時間を自在に操るノーラン監督ですが、今回のTENETも時間がテーマ。時間を逆戻りする悪の組織と戦うスパイ映画です。
 なんだかこれだけではサッパリですが、予告などを見ると非常にスケールの大きいアクションが逆回しのように展開するシーンがあり、相当複雑な話になりそうです。
 また、ノーラン監督はCG嫌いで有名です。今回も予告編でジャンボジェット機が格納庫に突っ込んでいくシーンがありますが、CGじゃなく実際にジェット機を(1機購入して)突っ込ませています。
 そういうアクションを見るだけでも楽しそうです。
 
 満を持して公開される大作映画。
 ぜひ(マスクをして)劇場で楽しもうと思っております。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.09.01更新

 植田です。

 しばらく休んでしまいましたが再開いたします。
 今週はタイムリーな話題を2つお届けします。

 残念ながら、2つとも悪いニュースです。

 昨日31日、新型コロナウィルスについて、ワシントン大学の保健指標評価研究所が、今後の死者数の予想を発表しました。

 これはなかなか衝撃的な発表で、アメリカは12月までに死者32万人(今日現在18万人)に達するほか、日本の死者数も6万人に達すると予想されていることです。

 コロナによる死者数は今日現在までで1200人ほどですが、これが3カ月で50倍にもなるという予想はにわかには信じがたいことでした。

 しかし、日本は直近1カ月のコロナによる死者数が200人を超えており、これはカナダ(200人)と同じ水準。フランス、イギリス、イタリアの300人超に次ぐ水準となっています。

 これを見ると、アジア圏の死者数は欧米に比べて少ないという、いわゆるファクターXを考慮しても、感染が拡大することで死者数も増加するというシンプルなロジックで計算されているように思われ、一定の信ぴょう性があると思われます。

 そしてもしこの予想通りとすると、10月中頃から死者数が顕著に増えはじめ、11月に入ってから1日100人位ずつ死者数が増えていく(1日100人ずつ亡くなるのではなく、今日は200人、次の日は300人というふうに、死者が100人ずつ増加していく)という悪夢のような予想です。

 海外では、日本は(アメリカと同じく)政府がコロナ対策をほぼ何も行われていないと評価されており、今のままで行くとこうなりかねない、という警告だと思います。

 また、コロナも含め、ウィルス性感染症のピークは冬にきます。

 今のところ死者も少なく、コロナを侮った意見も多く聞きますが、もし6万人亡くなれば、今とは景色が全く違うでしょう。

 アメリカの死者数は現在18万人。人口は日本の2.5倍なので、同じ割合で死者が出ていれば日本で7.2万人の死者が出ている計算になります。そう考えると6万人というのは決して荒唐無稽な数字ではありませんし、これだけ亡くなっていたら経済どころの話では無くなるでしょう。
 警戒を緩めるのは早すぎるように思われます。

 これを踏まえて、顧客の皆さんには次のようなアドバイスをしています。

・コロナは早くても来年の春位まではまだまだ終息しない。見切り発車で積極投資に出る時期ではない。
・キャッシュを確保すること。できれば今のうちに借入を増やしてキャッシュを確保し、不測の事態に備えること。 
・ただ、恐れ過ぎない、備え過ぎないことも大事。冷静に必要十分な準備をし、客観的に状況を見ておくこと。
・手洗いと混雑時のマスクは忘れずに。

 今はこの予想が外れることを心から祈っております。
 


 もう一つのニュースは、アメリカの俳優、チャドウィック・ボーズマンが42歳の若さで亡くなったことです。

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 ボーズマンといえば、マーベルの「ブラックパンサー」。

 ブラックパンサーは当時マーベル作品の最高収益を記録する傑作でしたし、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品の中でも極めて重要なキャラクターでした。
 彼は数年前から大腸がんを患い、ブラックパンサーもその後のアヴェンジャーズ(インフィニティ・ウォー、エンドゲーム)も、闘病しながらの撮影だったそうです。

 ボーズマンは活躍を期待していたので、訃報に接した時は自分でも驚くほどショックを受けてしまいました。本当に惜しい方が旅立ってしまったと思います。
 ご冥福を心からお祈りします。


 来週はいいニュースがお届けできますように。

 

(参考リンク)

 ワシントン大学保健指標評価研究所(日本の予想統計)
 https://covid19.healthdata.org/japan?view=total-deaths&tab=trend

 チャドウィック・ボーズマン(ウィキペディアリンク)
 https://bit.ly/3bbfrzt

 文中のボーズマンの写真は、本人のツイートから転載。
 https://bit.ly/32AtScC

 ブラックパンサー(Amazonプライムビデオ。Disneyプラスでも観られます。)
 https://amzn.to/3jzEzmN

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

2020.04.07更新

(2020.3.31の事務所メルマガより転載)
※文中の数字・支援策等は最新のものをご確認ください

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 植田です。

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっています。
 日本はまだ記録上の感染者が少ないと言われていますが、アメリカのニューヨークが3週間前には今の日本と同じ状況だったこと、そして今日現在で3万人の感染者、1000人にも上る死者を出していることを考えると、決して油断できない状況です。

 このような状況を受けて、政府では様々な支援策が検討されているようです。
 現在のところ出ているもので主なものは、以下のものがあります。
  ・所得税の申告期限が1カ月延長され、4月16日になった。
  ・納税が困難な方が利用できる換価の猶予申請の要件が緩和された。
  ・社員を休業させた期間の給料に対する助成金が拡大された
  ・公的金融機関の融資要件の緩和

 他にも納税猶予の拡充などが検討されているようですが、今日の時点では具体的なものは示されていません。

 また、今回の件にかかる自粛要請で事業に大きな影響を受けている事業者もありますが、それに対する支援策はほぼ何も出ていません。
 さらに、休業などの影響で収入が減る方に対する経済支援も小粒で、要件をあれこれ検討している段階で、具体的にいつになるやらという状況です。

 他国では驚くような経済支援策を次々と打ち出してこの難局を乗り切ろうとしているニュースが入ってきます。
 わが国でも本腰を入れてこの問題に取り組んで欲しいものです。

 業績悪化によるキャッシュフローの改善や借入支援について、ご相談が増えております。
 もしご心配やお悩みがありましたら、お気軽に当社にご連絡ください。

 日本で戦う全ての人が、安心して過ごせるように、一日も早い終息を願ってやみません。

投稿者: 植田ひでちか税理士事務所

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